VRヘッドセットの大本命「Oculus Quest」のレビュー

Oculus Quest VR

<2020.9.19 追記>

Oculus Quest2の発表と共に、Oculus Quest、Oculus Goは販売終了となることがアナウンスされた。

 

Oculus Questを購入してしばらく経ったため、簡単にレビューをしてみたい。最初に言いたいことをストレートに表現しておこう。これはすごく良いものだ。2019年現在、もし何か1台VRデバイスを買うのであれば、真っ先にOculus Questをオススメしたい。

なお、つい先日、Oculus Goについても書き綴っているので参考にしてほしい。Oculus Goも非常によくできた製品である。

え?

QuestとGo、一体どっちのデバイスがいいのかハッキリしろ? そんな難しいことは言わないでほしい。その問いかけは、いわゆる「Aちゃんとワタシ、どっちが好きなの?!」という問いに対し、「AちゃんもBちゃんもどっちも好き!」と答えざるを得ないような難問である。よく似ているデバイスだが、両者には明確な用途の違いがあり、僕は用途に応じてどっちも使っている。

一応、GoとQuestの違いにも触れているので、勘弁いただきたい。

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6DoFに対応した「完全なVR体験」

Oculus Goも大変良くできたデバイスだが、あくまで3DoFのデバイスであり、VR体験としては完全なものではなかった。この点、Oculus Questは単体で6DoFで動作する。端的に言うと、「VR空間で歩き回ったり寝転がったりできる」のだ。

3DoF

3DoF

6DoF

6DoF

単体で6DoFに対応しているのは、本体外側に付いている4つのカメラのおかげだ。旧来のVRデバイスは、モニター上に設置したカメラでヘッドセットの位置をトラッキングすることで6DoFを実現していたが、Oculus Questはカメラを本体に4つ内蔵しており、外部カメラの設置を必要としない。ちなみに、プレイエリアを設定する際は、ヘッドセットを被った状態でカメラを通じて外の様子を見ることになる。これがまだ不思議な経験なのだ。白黒だが、デジタルデバイスを通じて外部の風景を見ることなんて滅多にないだろう。凄くワクワクするギミックだ。

外部カメラ

6DoFの秘密は外側の4つのカメラにアリ

ただし弱点もある。真っ暗な状態では正常にトラッキングできずに警告が表示されてしまう。夜、家族が寝静まった後に遊ぶときは注意が必要だ。その点、Oculus Goはそもそも3DoFなので、真っ暗闇でもキチンと動作してくれたりする。

VR空間の中で「動き回れる」楽しさ

「動き回れる」という点は思った以上に面白い。例えば、癒しの空間を提供してくれる「Nature Treks VR」を例に挙げてみよう。Oculus Go版では、癒しの空間の360度映像を楽しめるだけだったが、Oculus Quest版ではその空間を歩き回り、寝転がったり、座ったり、生えている植物に顔を近づけたりすることも可能なのだ。

また、6DoFをフル活用した音楽ゲーム「Beat Saber」や、映画マトリックスばりのスーパーアクションをスローモーションで楽しめる「SUPERHOT VR」のようなゲームも存在する。これらは3DoFでは実現不可能なゲームたちだ。

入力デバイス「Oculus Touch」の存在

Oculus Questのもう一つの特長が、Oculus Touchだ。Oculus Goではシンプルなリモコンが1つ付属しており、レーザーポインターのような使い方で操作を行ったが、Oculus QuestにはOculus Touchという入力デバイスが左右2つ付属する。この入力デバイスの出来が大変良い。

Oculus Touch

Oculus Questの最大の特長の一つ、Oculus Touch

手の動きをエミュレーション

Oculus Touchは簡易ながら、指の動きを再現する。5本の指全てではないが、少なくともグー、チョキ、パーは直感的に出すことができるし、VR空間の中で物をつかんだり、指さしすることも可能だ。PlayStation 4のDUAHSHOCK 4のように振動のフィードバックもあり、VR体験の質を向上させることに一役も二役も買っている。

グーの状態グー

チョキの状態チョキ

パーの状態パー!

クオリティの高いアプリケーションの数々

Oculus Questのストアは一定のクオリティを維持するために、Oculus側が比較的厳しめの審査を設けているとのこと。おかげさまでアプリ数が少ない気がするのだが、その分、公開されているアプリケーションはそこそこ質が高いように思う。

例えば「STARWARS Vader Immotal」などは、音、映像、ゲーム内容共に最高の品質だ。僕が元々スターウォーズが大好きだということもあるが、本当にスターウォーズの世界に入り込んだような錯覚に陥る。実寸大で見ると、ダース・ベイダーはとにかく大きくて怖いし、映画本編のほうではバッサバッサやられていくストームトルーパーですら迫力がある。クリア後に遊べる「ジェダイ道場」もやりがいが感じられる。

そしてOculus Questは、一部ユーザーの間でカルト的な人気を誇る「VR Chat」にも対応している。

いずれ詳しく書きたいが、VR Chatは自作アバターを持ち込めるオンラインチャットだ。僕自身、時々VR Chatに出没しているが、もうとてつもなく濃い世界である。少し歩けばどっかで見たことあるような有名キャラの姿をしたアバターが平気で歩いているし、そもそもチャットルームまで自作のものを持ち込めるため、「何でもあり」な世界だ。

昨年2018年に「レディ・プレイヤー1」という映画が公開されて話題になったが、あの世界によく似ていると思う。

魅力的なアップデートの数々

現時点でも十分に面白いOculus Questだが、2019年11月のアップデートで「PC接続して、PCのVRが楽しめるようになる」という凄まじい機能強化が予定されている。VR Readyのパソコンを所持していることが前提となるが、Oculus Questがあれば、PCの本格的なVRまで楽しめてしまう。

Oculus Riftの立場や如何に・・・。

また、来年にはOculus Touchを使わずにハンドトラッキングに対応するという、驚きのアップデートも控えている。

まるで登場当初のiPhoneのアップデートの発表を見ているようだ。毎回本当にわくわくする。

で・・・QuestとGo、どっちがいいの!?

凄く悩ましいが、もし1台だけVRを購入するのであれば、個人的にはOculus Questをお勧めしたい。単体で6DoFに対応している点、質の高いゲームが遊べる点、今後のアップデートでPCのVRにも対応する点などなど、利点を挙げだすとキリがない。

Oculus GoはGoで素晴らしいデバイスなのだが、いかんせん3DoF。VRを「体験」するには少々物足らない。前の記事でも書いたが、VRコンテンツを「観る」のがOculus Go、「体験する」のがOculus Questだと僕は考えている。自分がVRに何を求めるか次第で、選ぶデバイスも変わってくるのではないだろうか。GoはQuestよりも更に手軽に装着できるため、僕自身、動作鑑賞の際はGoを選んでいる。

ちなみに2019年現在、DMM VR動画プレイヤーがOculus Goにしか対応していない点は要注意だ。

<2019/12/23追記 とうとうOculus QuestもDMM VR動画プレイヤーに対応した>

 

長くなってきたので今日はこの辺で。

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