【ネタバレ無し】Call of Duty Modern Warfareをクリアした感想

Call of Duty Modern Warfare(コールオブデューティ モダン・ウォーフェア)のシングルキャンペーンをクリアしたので、2007年に発売されたCall of Duty 4 Modern Warfareと比較しながら、ネタバレしない範囲で感想などを書き連ねていきたい。(区別のため、以下、2007年発売のCoD4のほうを「旧作」としたい)

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大ヒットした旧作「Call of Duty 4 Modern Warfare」

旧作はCall of Dutyの名を世界に知らしめ、一大フランチャイズに成長させた大ヒット作だ。僕自身、2003年に発売された最初の「Call of Duty」からずっとシリーズを追っているが「Call of Duty 4 Modern Warfare」はそれまで一部のFPS愛好家だけでヒットしていたCoDシリーズを、一気にメジャーにした印象がある。FPSに興味を持っていなかった周りの友人たちも「コレすごいらしいねー」とこぞって購入していた。

当時、意外と少なかった「シングルキャンペーン付き現代戦FPS」

ヒットした要因は色々ある。私見になるが、まず、旧作以前のCall of Dutyは第二次世界大戦モノだけを取り扱っていた。また、前身にあたる「Medal of Honorシリーズ」や、他社からもジャンル問わず第二次大戦モノが多数出ており、世のFPSゲーマーたちはちょっと「WWII疲れ」を起こしていたように思う。「まーたヨーロッパ戦線か」と。

そんな中、WWIIモノの中でメジャーなシリーズであったCoDが、いきなり現代戦モノを持ち出して来た。旧作以前にも「Operation Flashpoint(OFP)」や「BattleField 2(BF2)」「Counter-Strike(CS)」といった、現代戦を扱ったゲームは多数あったが、OFPは超硬派な戦争シミュレーターだったし、BF2、CSはマルチプレイに特化していた。手ごろな現代戦モノのシングルキャンペーンFPSはなかなか無かったように記憶している。映画「ブラックホークダウン」みたいなFPSがやりたくても、なかなか選択肢がなかった。(一応誤解のないようにお伝えしておきたいが、その手のゲームが全く無かったわけではない。現代モノというかベトナム戦争モノだが、CoD4以前、僕は「Vietcong」にドハマりしていたりする。)

Call of Duty 4 Modern Warfareは、現代戦モノの需要枠にスッポリと収まったのだと思っている。

とにかく何もかもカッコ良かった

たまたま現代戦モノの枠にハマっただけでは、当然ここまでのヒットにはなっていない。旧作は世界設定からストーリー、演出まで全て良く出来ていた。特に予告編トレイラーはとにかくカッコ良かった。「映画的な演出と言えばCoD」という評判は、旧作からスタートしたように思う。

このトレイラーを見て「これは発売日に買おう」と即決したのを覚えている。

リアルで「本当にありそうな」世界設定

旧作の世界設定はこうだ。

架空の中東国家でクーデターが発生。米海兵隊がクーデター鎮圧のため進軍。イギリスの特殊部隊「SAS」は平行して調査を進めるが、その過程で核兵器の存在が明らかになり、背後には大国ロシアの影が・・・。

という、極めて「本当にありそうな」リアル寄りのストーリー展開となっていた。ちなみに当時の現実世界ではイラク戦争の真っただ中であり、「このややこしいご時世によく作ったなあ」という感想を持ったものだ。

新生Modern Warfareの世界設定

前置きが長くなったが、2007年に旧作が登場してから12年。遂にModern Warfareがリブートされた。

現代風にアレンジされた世界設定

2019年現在の世界情勢を鑑み、Modern Warfareの世界観も大きく作り直されていた。舞台は架空の中東の西端に位置する「ウルジクスタン」

もう名前からして本当に存在していそうであるが、あくまで架空の国家だ。中東とロシアの間に位置しており、バルコフ将軍率いるロシア軍が駐留、街を占拠している。バルコフの統治はお世辞にも平和的と言えず、プレイアブルキャラの一人である「ファラ」の率いる反乱軍、そして過激派組織「アル・カターラ」が日々、ロシア軍と戦闘を繰り返している。そしてロシアは「テロへの報復」だとして市民を弾圧する・・・。極めて生々しい、泥沼の内紛状態だ。

様々な立場の「正義」が描かれる

主人公サイドはファラと共同作戦を行なうため、ストーリーはファラの側に立った視点で描かれる。ロシア軍は血も涙もない集団として描かれており、プレイヤーはロシア軍とバルコフに対して激しい怒りを感じるはずだ。実際、バルコフのやっている行為は明らかな戦争犯罪であり、糾弾されてしかるべきである。しかしバルコフは一貫して「この土地を統治してロシアを守る」という強烈な使命感を持っており、その思想は常にブレない。プレイヤー目線で見ると悪魔のように思える人物だが、バルコフにも信じる正義があるようだ。

また、前述のアル・カターラの戦士たちも故郷の解放のために手段を選ばない。自爆テロ、民間人への発砲、自分たち「故郷の奪還」という主張を通すため、様々なテロを起こす。

だが、手段を選ばないという意味では、主人公サイドも同じだ。プレイヤーサイドもテロとの戦いを通じて、非情の選択を迫られる場面が多数ある。SASパートは特にその傾向が強い。テロリストのアジトを特定し、SAS隊員として突入するステージが何度かあるが、そこにはテロリストだけでなく、テロリストの家族や子供が居たりするのだ。もちろん武器を持って襲い掛かってくる以上は反撃しなければならないのだが、倒れたテロリストの亡骸の傍らで家族が泣き叫ぶ場面では「正義とは何か」と思わず自問してしまった。

具体的なネタバレは避けるが、今作ではそういった「立場の違う正義」を考えさせられる場面が何度も何度も出てくる。「悪者だ、テロリストだ、倒せ!」というようなシンプルな話では決してない。

旧作以上にダークな展開。しかしリアル。

旧作でもキツいシーンは何度もあった。MW1の「Aftermath」、MW2の「No Russian」等は印象に残っている人も多いだろう。だが旧作がやらなかったタブーに、今作は踏み込んでいる。女子供でも容赦なく死亡するシーンが描かれているのだ。敵兵士に撃たれたり、テロに巻き込まれて犠牲になるほか、敵兵士として女性が銃をもって襲い掛かってくることも。無抵抗な振りをして銃を構えてきたため、やむを得ず・・・というような場面もある。敵味方の区別が付きづらいのも今作の特長だ。また、テロとの戦いを描くため、一般市民が巻き添えとなって次々と倒れていく。

敢えてえげつない表現をした、というよりも、これがリアルな現代の戦い(Modern Warfare)なのだと思った。敵味方の区別が付かず、どこに潜んでいるかも分からない。一般市民に見えるような人物が、突然武器をもって凶行に走る・・・。テロとの戦いを、敢えてタブーに触れつつリアルに描いた作品として、僕は高く評価したい。

強化されたゲームプレイ

肝心のゲームプレイ部分にも触れておきたい。今作は二段ジャンプも壁走りもない現代戦FPSだが、ゲームプレイ部分は大きくパワーアップしていた。

久々の実在銃の登場

旧作は実在銃が登場し、ミリタリーマニアから好評を得ていたが、今作も久々に実在銃が復活する。パッと思いつくものだけでも「M4」「FAMAS」「AK47」「FN SCAR」「AUG」などなど。サウンドやエフェクトは大変迫力があり、銃好きは満足できるはずだ。

特殊部隊っぽい挙動が追加

旧作にはなかったアクションがいくつか追加されている。

サイトを覗き込みながらのリロード

一つ目は「サイトを覗きながらリロード」できる点。M4のようなアサルトライフルはもちろん、AUGのようなブルパップ式のライフルでもサイトを覗きながらリロードする。大変器用である。ただし、さすがにP90は無理のようで、強制的にサイトの覗き込みが解除されてしまった。

遮蔽物からの覗き込み

もう一つは、遮蔽物からの覗き込みだ。SASパートでアジトに突入する際に大活躍するのだが、曲がり角で銃を軸にしながらのぞき込んだり、遮蔽物に銃を載せて戦うことが出来る。ちょっとした変化なのだが、ゲームプレイの幅が増えて面白い。

ドアブリーチ

今作ではドアをゆっくり開けるか、蹴飛ばして突破するかを都度選べる。静かに開けてフラッシュバンを放り込むもよし、ダイナミックに飛び込んで制圧するもよしだ。

待っていた現代戦Call of Dutyが帰ってきた

長々と書き綴ってきたが、僕は今作を大変気に入った。まだシングルを終えた段階で、これからマルチプレイにデビューするタイミングだが、少なくとも今時点でも大満足の出来である。旧作が好きだった人には「Modern Warfareが帰ってきたぞ」と声を大にしてお伝えしたい。

今後、マルチプレイも試して機会があればまた書いていきたい。というのも、キャンペーンは大変気になる終わり方をしており、クリア後のストーリーはマルチプレイのCoopに繋がるというのだ。

ネタバレは避けるが、旧作に登場した人々の名前が次々挙がっており、今後の展開の期待できそうである。

今日はこのあたりにて。

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