惑星リーチの戦いがリマスターで蘇る「Halo:Reach」

Halo:ReachのPC版が遂にリリースされたため、早速購入して遊んでいる。HaloがPCにやってくるのは、リアルタイムストラテジーのHalo Warsを除くと、Gearboxが移植を担当したPC版Haloと、Windows Vista専用ということもあって全然話題に上がらなかったHalo2以来。本当に久しぶりだ。Reachは小説版も含め、非常に思い出深い。

Halo: The Fall of Reach (English Edition)

スポンサーリンク

Halo昔話「紆余曲折の末にXBOXの看板タイトルに」

いきなり脱線するが、実は元々、Haloはパソコン(MacとWindows)用に開発されていた。お披露目は99年のMacworld。在りし日のスティーブ・ジョブズが登場するこの動画を見た人も多いはず。

その後、2000年E3では更に気合の入ったバージョンの動画が公開され、ついでに以下のようなNVIDIAとの面白タイアップ動画まで登場した。「わお、いいフレームレート!」

ところが、事態は急変する。なんと「Macの雄」とまで呼ばれたBungieが、マイクロソフトに買収されてしまう。開発中のHaloはXBOXの看板タイトルになるのだという。

当時、QuakeやらUnrealなどを夜な夜なテレホタイムに遊んでいたFPS野郎でPCゲーマーの僕としては、Bungieの期待の新作HaloがPCで出ないことに大いに落胆した。

が、しかし、結果的にHaloは世界中で大ヒットし、Bungieは一気にメジャー化。その後のHaloシリーズの大ヒットとDestinyのリリースに繋がったのだから、今思えば、XBOXに行ったのは正解だったように思える。(とかいう僕もHalo目当てにわざわざXBOX買ったなあ・・・ひたすら本体がデカかった記憶が。)

「正しい選択だったな」 カーターA259

Bungieが手掛ける「最後のHalo」

Halo:ReachはBungieが手掛ける最後のHaloである。Reachを最後に、Bungieはマイクロソフト傘下を離れActivisionのもとへ。その後、Destinyをリリースするに至る。現在もHaloシリーズは継続しているが、開発はマイクロソフト傘下の343 industriesが引き継いでいる。

心揺さぶるシングルキャンペーン

Halo:Reachはこれまで遊んだFPS、いや、ゲームの中でTOP5に入るほどストーリーが好きだ。Halo:Reachはいわゆる「前日譚」という位置づけであり、マスターチーフが活躍する初代Haloの少し前の出来事を題材にしている。なので、遊ぶならばHalo1~3を先にプレイしていたほうがより一層楽しめるわけだが、単体の作品としても非常に出来が良いので、Halo未経験の人にもお勧めしたい。

「スターウォーズ ローグワン」みたいな存在・・・と言えば伝わるだろうか。あちらもスターウォーズEP4の前日譚であり、単体でも十分面白いんだけど、EP4,5,6を知っていれば更に感動が深まる。

あらすじ

舞台は惑星リーチ。Halo1と同様、人類は高度な文明を持つエイリアン同盟「コブナント」との戦争の真っ只中。コブナントは宗教的な理由で人類を滅ぼしにかかってきており、高度な兵器を持った彼らを相手に、人類は劣勢に追い込まれていた。

惑星リーチは地球圏にほど近く、「リーチが突破されたら、次は地球が危ない」とされる重要な拠点である。主人公であるスパルタンIIIの「ノーブル・シックス」はノーブルチームの一員として、惑星リーチにやってくる。行方不明のファイアチームの捜索に向かったノーブルチームは、惑星リーチに密かに侵入してきたコブナント軍と遭遇する・・・。奴らがとうとう、リーチにまでやってきたのだ。

なお、重要な前置きとして「人類は惑星リーチの戦いでコブナントに敗北しており、強化兵士であるスパルタンはマスターチーフ以外、惑星リーチで全滅した」という設定がある。(Halo4以降は新人スパルタンがいっぱい居るのでついつい忘れがちだが、マスターチーフはHalo1の頃からずっと「最後のスパルタン」なのである。正確には、他にも生き残ってるスパルタンは結構居るんだけども・・・。

また、Halo1以降でもそこら中で「Remember reach」という言葉や文字を目にする。惑星リーチの戦いは人類にとって悲劇そのものであり、シリーズを知る人は「Halo:Reach」の発表の段階で「あの悲劇をとうとうゲーム化するのか・・・」と思ったことだろう。ティザーからして、もう既に暗い。

結末は是非、プレイヤー自身の目で確かめてほしい。

Haloシリーズの中では異色の存在

それまでのHaloシリーズがマスターチーフや、ODSTのルーキーといった、固有の人物を一人称視点で操作していたのに対し、ノーブル・シックスはプレイヤー自身の分身である。ヘルメットやアーマーも自由にカスタマイズできるし、性別も選択できる。クリア時に実感できると思うが、Halo:Reachは「Haloサーガにプレイヤー自身を組み込む」という、極めて難しい試みを見事に成功させている。

世界観も独特である。他のシリーズがどこかヒロイックな活劇であったのに対し、Reachは重くシリアスな空気が終始漂う。登場人物たちも、多くは語らず、セリフも少ない。

だがその分、一言一言に大変重みがあり、セリフが一切ない場面でも、スパルタンたちの心情が見事に描かれている。

リマスター版は「美しい」の一言

元々、Halo:ReachはXBOX 360で動いているのが不思議なほどグラフィックが綺麗だった。(と、僕は思っている。ファンがずっと激しく鳴りっぱなしだったけども)

リマスター版は4Kの解像度にも対応しており、非常に美しい。細かな設定までは現時点では行えないが、4Kでエンハンスドモードにすると、現代でも十分通用するほどのグラフィックに変貌する。未経験の人だけでなく、当時プレイした人にとっても、新鮮な感覚で遊べることかと思う。

ちなみにシングルキャンペーンはMODにも対応することが発表された。シリアスなHalo:Reachにどんな面白MODが投入されるのか、楽しみなような、不安なような・・・(笑)

スパルタンは死なない。MIA(Missing in action。作戦行動中行方不明)になるだけだ。

Remember reach.

コメント

タイトルとURLをコピーしました