【ネタバレ無し】DOOM Eternalがあまりにも楽しすぎた件

ゲーム

DOOM Eternal レビュー

結論から言うと、もう最高!!

シューター部分、物語、過去作へのリスペクト、素敵すぎる楽曲の数々・・・。最早、良かった点を語りだすとキリがない。個人的には昨今のFPSの中でもトップクラスに楽しめる内容だった。シングルキャンペーンを難易度ノーマルで一通りクリアしたため、ネタバレしない範囲でレビューをしたいと思う。

スポンサーリンク

前作から大きく変わった点

プレイしてすぐに感じたのは「前作とずいぶん違う」という感覚だ。もちろん良い意味で。

誤解を恐れず言ってしまうと、いわゆる「死にゲー」に近い印象を持った。我らがドゥームスレイヤーも相変わらず鬼神の如く強いのだが、それに負けず劣らずデーモンたちも凶悪化していた。特に過去作DOOM IIからの復帰勢「アーチバイル」「アラクノトロン」「ペインエレメンタル」あたりは、視界に入るだけで「もうやめてくれ」と言いたくなるほど極悪である。(余談ながらアーチバイルはDOOM IIの頃からそれはそれはもう最悪な野郎であったが、今作では過去最悪レベルのヤな奴と化している。)

やる気MAXのデーモンたち

そう、文字通り今作は本当に「立ち止まっていると秒殺」されてしまうのだ。とにかく敵のスピードと攻撃力がハンパではない。マンキュバスに棒立ちで立ち向かおうものなら、あっという間に「画面が真っ赤」の状態に追い込まれてしまうし、前述の最低野郎ことアーチバイルを放置すると文字通り「詰む」。そして、ほとんどのデーモンが「どこまでも追いかけてくる」のだ。どいつもこいつも前作のヘルナイトやバロン・オブ・ヘル並みに追いかけてくる、と言えば分かりやすいだろうか。長年FPSを遊んでいるが、NPC相手の戦闘中に「怖くて後ろが振り向けない」という経験は初めてかもしれない。

そして振り返ったら・・・案の定、ゾロゾロついてきているのである(涙)

とにかく足りない弾薬、ヘルス、アーマー

前作、およびそれ以前のDOOMは「なんだかんだでスーパーショットガンとロケランで何とかなる」という一面があったように思う。(高難度だと話は別だが)

ところが今作はとにかく弾が不足する。スーパーショットガンは初期状態だと10発も撃てない。チェーンガンやプラズマガンも、連射すればあっという間に底を尽きてしまう。

また前述の通り、敵の攻撃が非常に激しいため、常々ヘルスとアーマーは減り続ける。ヘルスとアーマーが満タンの状態なんてゲームクリアまでほとんどなかったような気がする。

だが、決して理不尽ではない極上のバランス

ここまで読んでいると「理不尽に難しそう」と思われるかもしれない。だがしかし、そんなことはない。ドゥームスレイヤーはタイタンフォールのパイロットもビックリの機動力を得ており、パイロットよろしく壁から壁に飛び移りまくる。(ただしパイロットがジェットパックで舞うのに対し、スレイヤーさんは筋肉による跳躍なのだが)そして、弾薬やアーマーを調達する手段も新たに追加されている。一見、突破が無理そうな場面でも、プレイヤーの腕次第で切り抜けられる。

そう、自分の上達を実感するのが堪らないのだ。

ダッシュ、筋肉パルクール、そしてグラップリングフック

今作のスレイヤーは、ダッシュする。ボタン押しっぱなしで走る「スプリント」ではなく、短距離を瞬時に移動する「ダッシュ」だ。発動させると、スレイヤーは任意の方向に15~20mほど一気に移動する。ダッシュは2回までチャージされるうえ、クールダウンが僅か2秒程度のため、とんでもない機動力で戦場を駆け回ることが可能だ。ちなみに陸上だけでなく、空中でも物理法則を無視して飛び回る。これが非常に楽しい。

また、戦場にはよじ登れる壁や、掴むことで大ジャンプすることが出来る鉄棒などが追加されており、上記のダッシュと組み合わせることで想像以上に立体的な戦いを可能にしている。筋肉で。

スーパーショットガンに追加された「グラップリングフック」

正確には「ミートフック」というらしい。DOOMらしいエグいネーミングである(褒めている)往年のグラップリングフック同様、敵に向けて発射することで敵を引き寄せ・・・るのではなく、ドゥームスレイヤーが敵の方向に飛んで行く。明らかに自分より軽そうなゾンビ相手でも飛んでいくのだが、どういう仕掛けなのだろうか。

ダッシュ、パルクール、そしてミートフックのお陰で、上手くなれば上手くなるほど空中に居る時間が増えることだろう。

見事に戦闘に組み込まれたリソース管理の手法

今作はとにかく弾もヘルスも足りない、と前述した通りだが、これらのリソースは腕次第で無尽蔵に調達できる。まずヘルスについては、前作同様、グローリーキルを行うことで補充できる。弾については、前作同様、チェーンソーで敵を倒すことで入手することが出来る。前作では利用に制限があったため、手軽に使うことができない手段であったが、今作では小型のデーモン相手であれば無限(ただしクールダウンあり)に使うことができるため

「大型の敵と戦いつつ、小型のデーモンをチェーンソーで倒して弾薬ゲット」

という流れを繰り返すことになる。故に、弾切れ寸前でゾンビやインプに出くわすとホッとする。

また、今作のスレイヤーさんの肩にはランチャーが追加されており、肩から火炎放射を浴びせることができるのだが、この火炎で炎上した敵を攻撃するとアーマーシェードを大量に落とす。戦闘の中で、如何にして火炎放射を攻撃に組み入れるかが生死を分けるという、非常に面白いシステムとなっているのだ。

猛烈に忙しい銃撃戦

ここまで読んでいるだけでも十分「DOOM Eternalって忙しそう」と思われることだろうが、デーモンとの撃ち合いは更に忙しい。

デーモンを倒す順番を瞬時に考える必要アリ

今作のデーモンは過去作に負けず劣らず、個性が強い。単なる火力バカだけでなく、こちらの目の前にエネルギーの障壁を作り出し射線を防ぐ者、遠くから延々と攻撃してくるアラクノトロン、過去最悪の勢いで敵を召喚するアーチバイル・・・などなど。遭遇した瞬間に「どの順番で、どの敵を、どの武器でやっつけるか」を考えなければならない。この辺りは過去のDOOMに通ずるものがあり、シビアながらも大変楽しい。

デーモンの弱点を狙うことが重要

デーモンには苦手な武器や弱点が設けられている。例えば、カコデーモンはショットガンのスティッキーグレネードが弱点だ。口に目掛けて撃ち込むことでグレネードを飲み込ませることができ、一気にグローリーキルまで持っていける。(ちなみにスティッキーグレネードを飲み込んでしまったときと、そのグレネードが体内で炸裂したときのカコデーモンの表情は必見だ。流石、DOOM界のアイドル)相変わらずピンキーは背後が弱点だ。また、敵によっては部位を破壊することで大幅に弱体化させることができる。マンキュバスの両腕のキャノン、レヴナントの肩のロケット砲、アラクノトロンのプラズマガンはそれぞれ破壊することで無力化することが出来る。

つまり、要約すると

  • 「立ち止まると瞬殺されるほどの猛攻を受けながら」
  • 「壁や空中を猛烈なスピードで走り回りつつデーモンを倒し」
  • 「その途中に火炎放射やグローリーキルを組み入れてリソースを管理する必要があり」
  • 「なおかつ敵は強力で、倒す順番を瞬時に判断しなければならず」
  • 「更に弱点を狙う必要もある」

・・・。

とてつもなく忙しい。

かつてこんなに忙しいシングルFPSがあっただろうか。ゲーム開始からエンディングまで、アドレナリン出っ放しである。誰が言ったか、昔からネット上で語られる言葉だが、まさしく「倒しても倒してもドゥーム」なのである。

初心者向けの救済策もちゃんと用意されている

ちなみに同じ個所で何度も倒され続けると、アーマーが強化されるなどの救済策が発動する。筆者もとあるボスとの戦闘で何度も倒されてしまったのだが、3度目あたりでアーマーの強化を受け、何とかクリアすることができた。なので、FPSがちょっと苦手な人でもクリア自体は可能だと思われる。

良く出来たストーリー

さて、ここまでは戦闘部分を述べてきたが、今作はストーリーも秀逸だ。「DOOMと言えばとにかく撃ちまくりの脳筋FPSで、ストーリーなんて有って無いようなモンでしょ」という意見もありそうだが、前作以上に今作はストーリーや世界設定が細かい。ドゥームスレイヤー本人の謎に迫ったり、前作の伏線を見事に回収していったりと、非常にデキがいい。前作が基本的に初代DOOMをなぞるプロットだったのに対し、DOOM EternalはDOOM IIをなぞって行く。あまり書くとネタバレになってしまうので避けるが、昔ながらのDOOMerには堪らないネタが随所に隠されていた。スタッフの旧作へのリスペクトと、90年代FPSへの深い愛情が感じられる。

歯ごたえのあるシングルFPSを望むなら買い

FPSの腕に自身がある人は是非、トライしてみてほしい。何度も繰り返してしまうが、雑魚NPC相手にこんなに苦戦するFPSは久々である。

だがしかし、この感覚は初めてDOOMの1作目を遊んだ時の感覚とソックリである。当時はまだFPSという言葉もなく、「ドゥーム系」という言葉が使われていた時代だ。まだFPS自体が世の中にほとんどなく、全く慣れていなかった筆者は、何度も何度もデーモンに倒されていくうちに自身のスキルが磨かれ、いつの間にかナイトメアでクリアできるに至っていた。

画面真っ赤、弾切れ寸前、大量のデーモン。

まさに「倒しても倒してもドゥーム」健在である。

コメント

タイトルとURLをコピーしました